医学は 知識 を基本としますが気導術は 心 を基本とします。 瀬戸口療整院
「責任感が強く、仕事を全て抱えてしまう人がうつ病になりやすい。こんな常識はもう古い、と思ってください」
最近急増しているのは、いわゆる「新型うつ病」。
休日は元気に過ごせるが、仕事のある平日になると発症する。
こんなタイプが非常に多いという。
「うつ病だから休んで当然」「うつ病になったのは上司の対応が悪いからだ。」
こうした思考パターンに陥り、受診するケースも多い。
多くの場合、病気休暇やその間の給料保障などについて熟知しているという。
精神疾患は、問診によって判断する。
インターネット上には問診の際の「想定問答」が掲載されたサイトもある。
問診の際、この想定問答をなぞり、うつ病との診断を受けて会社に申し出る患者がいた。
しかしながら、実査に悩んでいる患者が多いのも事実だ。
不況の中で企業は人員削減を続けた。
その結果、本人の能力や希望と異なる部署に配属され、周囲の人も自分のことで精いっぱいで
仕事を教える余裕がない。
周りに相談もできないままうつ病を発症し、欠勤や休職につながることがある。
そして、職場はさらに人員不足となる。
こうした悪循環を防ぐにはどうすればいいか。
企業ができる取り組みとしては、例えば、早めに異動先を示すこと。
あらかじめ仕事内容が分かれば、必要な技術を習得し、スムーズに新しい仕事に移行
できるからだ。
万が一、うつ病を発症しても復職の道はある。
復職当初は、本人にとって引け目もあり、周りが自分をどう見ているのか非常に
気を使う。
そのため、周囲の人は、最初の数か月だけでも配慮している様子を見せることが
大事という。
ある会社員はうつ病で休職中、家を新築した。
それが原因で復職しても周りとの溝が埋まらず、結局、退職に追い込まれたという。
上司のさじ加減ひとつで、精神疾患の会社員らがうまく職場復職できるか、ありいは
退職してしまうか変わってしまう。
特に新型うつ病は、休んでいるだけではだめで、軽く背中を押しあげることも必要です。
復職後の3か月だけでもいいから、だれか支えてくれる人がいれば必ず自己回復できるんです。