医学知識を基本としますが 気導術は心を基本とします。 気導術 瀬戸口療整院
現代社会では、4人に一人が頭痛を持っています。
頭痛の多くは、はっきりした原因がない一次性頭痛で生命などに影響がないものですが
腫瘍、出血などの明らかな病気を原因とするいわゆる「怖い頭痛」に相当する二次性
頭痛もあります。
その代表は、くも膜下出血です。
くも膜下出血は、動脈瘤が破裂して起こるもので、大量出血時には心肺停止や意識
障害で発症しますが、少ない出血の時は頭痛だけで発症することもあります。
くも膜下出血は、適切な診断、治療がなさなければ出血を繰り返し、死に至る
病気です。
このような「怖い頭痛」である二次性頭痛も、正しく診断、治療されると「治る頭痛」
となります。
このような二次性頭痛は、突然の頭痛、今までと違う頭痛、50歳以降の初発頭痛、
他の症状や基礎疾患を伴う頭痛などの時に強く疑いますが、安全のためにはいつもある
以外の頭痛が起こったときにはCT,MRを含めた脳の検査を受けられることをお勧め
します。
特にMRは、動脈瘤自体の描出も可能で、より有効です。
一方、一次性頭痛の片頭痛にも注目が集まっています。
片頭痛は、慢性頭痛の中でも強い頭痛が特徴で、日常生活の支障になることが多い
頭痛です。
発作時の特効薬としてトリプタンという種類の薬が使われ、頭痛のコントロールが
容易になってきました。
また、片頭痛の方は鎮痛剤などの薬に敏感で、使用した薬により頭痛が逆に新しく
起こってしまうことも少なからずありますが、適切な予防薬の使用により治療が
可能です。
一次性頭痛の片頭痛も「よく治る頭痛」となってきました。
このような一次性頭痛にお困りでしたら、頭痛学会の専門医にご相談ください。
ー 産経新聞より -