医学は知識を基本としますが 気導術は心を基本とします。 気導術 瀬戸口療整院
男性や家族も「これで大丈夫」と感じ、安心した。しかし、翌年、がんが再発する。
膵臓への転移だった。担当医は、「半年。もっても1年」
日に日にやせ細り、睡眠も十分に取れない。
鎮痛剤のモルヒネ投与の間隔も短くなる。
意識ももうろうとし、そして昏睡状態に陥った。
脈拍が極端に遅くなり、主治医が心臓マッサージを行う。
口からは腹部にたまった水が噴出す。
息を引き取る直前、主治医から「人工呼吸器(サーボ)を装着すれば、わずかですが
生き永らえることはできます」と言われた。
男性は母と顔を見合わせ、主治医に「結構です」と伝えた。
生前の異常とも思える苦しみ方を目の当たりにしていた二人は「もう楽にしてあげよう」
とお互いに感じていたという。
父を一緒にみとった男性の母は今、83歳。
パーキンソン病で体が動かせず、会話もできない。
口から食事がとれないため、おなかに小さな穴を開け、胃ろうカテーテルで直接、胃に
栄養投与している。
「胃ろうにするかどうか」。
医師の説明を受けたうえで、姉と何回も話し合った。
そして、最終的に「父が早く亡くなった分、母には長生きしてもらいたい」と、
胃ろうに決めた。
しかし、男性はその判断に今、悩んでいるという。
「本当にそれで良かったのだろうか?」
(東京文化部次長 田中タ介)
いつでも自分がやらなければならないことは
簡単だと考えなさい
するとそうなります!!